特捜班、小山氏に会う
戦前期のパチンコ史は、
未だ謎に包まれているといっても過言ではないだろう。
事実、当時の様子を明らかにする資料・記録等はほとんど残されていない。
それだけに戦前のパチンコ草創期に関わった生き証人が長野の地に健在である、
という情報を得たわが特捜班が色めき立ったのは、いうまでもない。
その生き証人とは、長野県・上田市にお住まいの小山仲治さんである。
取材の申し出に快く応じていただいた小山さんは、
今年で90歳になられるとのことだが、
そのかくしゃくたる様子といい、
澱みない語り口といい、明治生まれの気骨を感じさせる方である。
とにかく、本誌記者に会うなり
「あなたは、歳田式というのは御存知ですかな? 」と切り出してきたのには驚かされた。
歳田式といえば、大正13年頃、金沢の歳田精一氏が開発した幻の元祖パチンコ機である。
「長野で最初のパチンコ店に入ったのは、この歳田式ですよ」と、
長野のパチンコ事始から話は始まった。
右写真 小山仲治さん(隣の2人は曾孫さん)
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